中期経営計画

TOYO SECURITIES

第六次中期経営計画

~お客さまの信頼がすべて~

2020年4月~2028年3月
(2024年10月改正)

お客さまの信頼がすべて

中長期的な企業価値向上を実現するために、あらためて経営理念に立ち返り、
ステークホルダーの皆さまとの信頼関係をより深め、期待に応えていく

経営理念

信頼

お客さま、従業員、株主、地域からの信頼

付加価値

全社をあげて「お客さまの最善の利益」を追求

得意分野

常にお客さまにとっての「No.1」証券に

  • すべては、お客さまの信頼が土台となり成り立っている
  • 付加価値・得意分野を磨くことでお客さまの信頼が更に高まる
  • ひいては企業価値向上に繋がり好循環が生まれる

お客さまの信頼を獲得し更に強固なものにしていく

中期経営計画見直し
(概要)

KGI:2028年3月期 ROE 8%以上

※KGI=Key Goal Indicator 目標達成の最終的な指標

  • 見直し後の中計の株式投信残高はIFAの株式投信残高を含めて算出しております。
目標(2028年3月まで) 2025年3月末実績
KGI ROE 8%以上(2028年3月期) 7.6%
KPI 預り資産残高 1兆5,000億円以上 1兆2,953億円
株式投信残高※ 5,000億円以上 3,239億円
NISA口座残高 1,040億円以上 704億円
CX指標
購入意向・継続意向・推奨意向
(毎期)前期比改善 6.28

業績・指標 見通し

純営業収益:
143.3億円 ROE:8%以上

  • 自己資本=純資産合計-株式引受権-新株予約権-非支配株主持分

預り資産残高:
1兆5,000億円 ROA 0.95%

預り資産残高(億円)とROAの推移・見通し

中期経営計画の見直し
(骨子)

2028年3月期
ROE 8%以上の実現の成長戦略

お客さまの信頼がすべて

お客さまの「信頼」を強固にし「付加価値」「得意分野」により
好循環を作り出すとともに、「コスト構造改革」で目標達成をサポート

成長戦略

お客さまの信頼獲得
  • 対面サービス
  • きめ細やかなアフターフォロー
  • お客さま満足度
付加価値サービスの提供
  • コンサルティングサービス
  • 中国株のパイオニアとしての東洋ブランド
  • お客さまセミナー
得意分野の選択・集中
  • アジア関連投資信託
  • 資本市場へのアプローチ
  • IFAプラットフォームビジネス
コスト構造改革の実践
  • トップダウン・ボトムアップによる適正なコスト削減
  • 増加するコストを抑え成長分野へ資金を投入

好循環による企業価値向上

お客さまの信頼獲得 顧客紹介推進 新規口座・預り資産増加 安定収益確保 企業価値向上 好循環

資本効率の観点も踏まえ、証券業とのシナジーを得られるような新規投資も含めた資産の取捨選択、バランスシートの見直しを継続的に図ります。

成長戦略

お客さまの信頼獲得 戦略

01対面サービスの「質」と「量」の強化

人材の高度化

  • 日本・米国・中国のマーケット(ファンダメンタルズ、個別企業分析)に精通したアドバイザーの増強による他社との差異化
  • 自己啓発支援制度の充実によるアドバイザーのスキルアップ

訪問機会の拡大

  • 営業店業務サポートの増員による時間の創出
  • カスタマーセンターの機能拡大や地方採用強化による、アドバイザー一人当たりが担当するお客さま数の適正化

攻めのコア・サテライト店舗戦略

  • 地域密着を目指したサテライト店舗の新規出店
  • 他社がカバーしていない地域への進出

02きめ細やかなアフターフォロー

フォロー内容の高度化

  • 相場急変時にはフォローレポートを本社部署からアドバイザーに速やかに発信し、お客さま毎にわかりやすくフォロー

DXの積極活用

  • LINE WORKSを利用したフォロー( 株価連絡、セミナー案内、資料送付等をタイムリーに発信)

03お客さま満足度の追求

CX指標の分析・検証によるお客さま満足度のさらなる向上

  • 「当社で購入したい」、「当社と取引を継続したい」、「当社を推奨したい」という当社のファンを作る
    • CX指標:フォローアップなどのサービス過程における経験等の「感情的な価値」の訴求を重視する指標

「TOYO GOOD ADVISER」…お客さま満足度の高いアドバイザーの表彰制度

  • お客さま満足度を意識したサービス提供の定着

プロダクトガバナンス体制

  • お客さまの最善の利益に適った商品提供体制の確保

付加価値サービスの提供 戦略

01コンサルティングサービスの強化

ポートフォリオ提案の推進

  • 分析・提案ツールを活用したポートフォリオ提案の推進によるアドバイザーの提案力向上
  • 債券ファンドを中心としたコア資産の取り込み

ウェルスマネジメントサービスの体制の拡充

  • 富裕層顧客のニーズを捉えたウェルスマネジメントサービスの提供
  • 社内研修やeラーニング等を活用したウェルスビジネス人材の育成

02中国株のパイオニアとしての東洋ブランドの再構築

現地法人による個別銘柄の発掘強化

  • 現地法人が持つ情報力・目利き力を活かした個別銘柄の発掘によるお客さまのパフォーマンス向上

中国株アナリスト・ストラテジストによる情報発信力のさらなる強化

  • 業界屈指の情報発信力のさらなる強化による他社との差異化

中国株の高度な提案スキル

  • 中国株に関する豊富な知識と経験を兼ね備えたアドバイザー

03お客さまセミナーの開催強化

  • 当社エコノミストによるお客さまとのOne on Oneミーティングの開催
  • 支店における定期的なセミナー開催の他、お客さま一人ひとりとコミュニケーションが取れる小規模なセミナーを随時開催
  • お客さまの資産形成を支援するために、投資初心者から経験者まで幅広い層に対しNISAを活用した投資をサポート

得意分野の選択・集中 戦略

01アジア関連投資信託

アジア関連投資信託のラインアップの拡充

  • 得意分野である「アジア」の成長・発展力を享受
  • 現地投資顧問の目利き力を活かした当社専用ファンド

タイムリーな現地情報の発信

  • 現地投資顧問からの現地情報の入手、定期的な勉強会
  • 現地への視察研修(上海、深セン、香港、ベトナム、タイ)

02資本市場へのアプローチ強化

公開・引受部の増強

  • IPOを希望する会社数が増加傾向にあるなか、当社では大手証券が手掛けない案件を中心に主幹事契約を獲得しシェア拡大をはかる

自社株買い受注の再開

  • 東証の改革である資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応や、株主還元策強化の手段の一環としての自社株買いニーズの高まりへの対応

03IFAプラットフォームビジネス

IFA業者の獲得

  • 創業の地、広島を中心とした西日本での知名度を活かした地方IFAビジネスの拡大
  • 当社がリーチできない地域や顧客層へのアプローチとしてIFAビジネスを活用

充実したサポート体制

  • 営業・コンプライアンス・研修等のサポート体制の提供
  • 証券業界に新規参入するIFA業者への手厚いサポート体制

コスト構造改革

  • 資本コストや株価を意識した経営の実現の一環として、2023年10月より「コスト構造改革・Project EST」を実践しております。
  • トップダウン・ボトムアップ型のカイゼンによる適切なコスト削減により、今後増加する費用を抑え成長分野に資金を投入し「経営資本の有効活用」を図って参ります。

コスト構造改革「Project EST」

  • RPA:ロボティックプロセスオートメーション
Project E
Everybody Efforts
Efficiency
S
Structure Selection
Slim
T
Technology
Time
コンセプト 全員の工夫・努力で効率的な運営基盤を構築(ボトムアップ) 組織・構造改革の実施・継続、業務選択によるスリム化(トップダウン) 時間の削減と創出、技術の利用
施策
  • 不動産・システム関連の既存契約の見直し
  • 人事・研修関連費用の見直し
  • 通信・情報関連費用の見直し
  • 広告・支払手数料の見直し
  • 機構改革の実施・継続(本社のスリム化)
  • 守りのコア・サテライト店舗戦略
  • 上海駐在員事務所の閉鎖
    →香港現法・東京への集約
  • 役員会・会議体の電子化
  • メール交付サービス・LINE WORKSの導入
  • RPA※や支店電話システムのデジタル化
  • アウトソーシングの活用(ミドルバックオフィス構想への参画)

2028年3月期 ROE 8%以上・
販管費カバー率35%
実現をサポート