香港市場は小動きか。27日の米株式相場は上昇。全米不動産業者協会(NAR)が発表した12月の中古住宅販売成約指数が3カ月連続でプラスになったことや、米企業業績期待を背景に買われた。ADRはまちまちだったことから、小動きでスタートしそう。NY原油先物相場の下落を受け、エネルギー株が売られれば指数の重しとなりそう。引き続き、春節(旧正月)休暇を控えて様子見ムードが強まるなか、個別物色が中心となろう。
個別では好業績期待の銘柄が物色対象か。昨日大引け後、ZTE(00763)、東方電気(01072)、中国龍工(03339)などが好業績見通しの公告を発表した。また、聯想集団(00992)はNECと提携し、PC事業を共同展開するとの合意を正式発表。市場の注目が集まりそうだ。
中国市場は小動きか。引き続き、値ごろ感からの買いが入りそう。ただ、上海市や重慶市が試験的に導入した不動産税(個人向け固定資産税)が嫌気されれば、不動産株が指数の重しとなりそう。また、食品価格の上昇を背景としてインフレ懸念が意識されれば、売りが広がる可能性も。
(星)