香港市場は堅調か。26日の米株式相場は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気浮揚のため6,000億米ドルの国債購入計画を維持した。また、米商務省が発表した新築一戸建て住宅販売が市場予測の平均を上回ったことで、住宅市場の底打ちが示唆されたことが好感された。ADRは堅調だったことから、ハンセン指数は買い先行でスタートか。ただ、春節(旧正月)休暇を控えていることや金融引き締めへの警戒感も根強く、様子見姿勢が強まりそう。昨日のメインボードの売買代金は682億香港ドルと低水準が続く。一方、薄商いのなか株価変動が大きくなる可能性も。
本日は、電子機器メーカーの中慧国際HD(01143)が新規株式公開(IPO)予定。昨日のグレーマーケット(上場前の相対取引)の終値は公募価格比2.50%高の1.23香港ドルだった。
中国市場は堅調か。値ごろ感からの買いが広がるとみられる。ただ、中国当局が26日、2軒目の住宅購入時の頭金最低比率を50%から60%に引き上げると設定したことで不動産引き締め感が台頭しそう。短期金利の上昇も懸念材料。昨日、春節を控えた流動性ひっ迫から、短期金利が3年ぶりの高水準を更新した。
(星)