香港市場は一進一退か。20日の米株式相場は小幅安。軟調な海外市場の流れを引き継ぎ、下落してスタート した。米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数や全米不動産業者協会(NAR)が発表した昨年12月の中古住宅販売件数を受けて米経済の先行き懸 念が和らぎ、下げ幅を縮めた。ADRはまちまちだったことから、ハンセン指数は小動きでスタートしそう。
20日の大引け後、中信銀行 (00998)が2010年12月本決算の純利益が前年比50%以上の増益となる見通しを発表しており、他の本土系銀行に対しても業績期待が高まりそう。 前日売られた本土系銀行株が買い戻されれば、指数の押し上げ要因となろう。一方、原油など海外商品相場が軒並み下落したことから、資源関連株には売りが広 がりそうだ。
中国市場は続落か。短期金利の上昇が嫌気される展開が続きそう。昨日、7日物レポ金利は預金準備率引き上げと、春節(旧正月)を控えた資金需要の高まりを受け、1日としては過去最大の上昇を記録した。株式市場への資金流入が細るとの懸念につながりそう。
(星)