香港市場は売り買い交錯か。19日の米株式相場は下落。米商務省が発表した10年12月の住宅着工件数が市場予想を下回ったことが嫌気された。これを受けてADRは売り優勢だった。
本日は主要経済指標の発表が目白押しとなっており、内容次第では相場が左右されそうだ。昨日、現地では10年12月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.6%上昇したと伝わった。市場関係者の間でも前月の5.1%上昇からはスローダウンしたとの見方が有力だ。正式な発表数字次第では当局による利上げへの警戒感が後退しそうだ。また、2010年通年の成長率は10.3%だったとも報じられている。中国経済の力強さが示されれば、買いが集まる可能性も。また、中聯重科、中国南車、アリババなど、直近で値動きがいい銘柄への物色も続きそうだ。
中国市場は売り買い交錯か。香港市場と同様に経済指標の内容次第では相場が左右されそう。連日、人民元相場が2005年7月の元切り上げ以降の最高値を更新しており、元高恩恵銘柄に注目が集まる。
(星)