香港市場は続伸か。12日の米株式相場は上昇。欧州株が値上がりした流れを引き継いだ。欧州ではポルトガル国債入札が順調だったことや、欧州の指導者らが債務問題に苦慮する国への支援拡大を検討中との観測が好感された。ADRは総じて堅調だったことから、ハ ンセン指数は買い先行でスタートしそう。昨日、ハンセン指数は節目の24,000ptを上抜け、一段の上値を追う展開となるか注目が集まる。アジア株式市場のなかで出遅れ感に着目した海外資金の流入期待が広がり、株価を押し上げているもよう。昨日のメインボードの売買代金は902億香港ドルと高水準だった。
昨日、中国人民銀行(中央銀行)が発表した人民元レートの基準値は、2005年7月の切り上げ後の最高値を更新しており、人民元高 恩恵株に注目が集まる。個別では株洲南車時代電気(03898)が10年12月期で大幅増益になったとの見通しを発表しており、市場で好感されそうだ。
中国市場は続伸か。中国では2月初めの春節(旧正月)までは追加利上げはないとの観測が出ている。金融引き締めへの警戒感が薄らいでいることを受けて株価上昇に弾みがつきそうだ。
(星)