香港市場は軟調な展開か。6日の米株式相場は下落。昨年12月の米小売業の既存店売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。クリスマス明けの暴風雪の影響で客足が遠のき、それまでの好調を相殺したとみられている。ADRはエネルギー株中心に軟調だった ことから、ハンセン指数は反落でスタートしそう。7日続伸後の利益確定売りも出てこよう。今晩の米雇用統計の発表を控え、海外投資家を中心に様子見姿勢が強まりそうだ。
中国では春節(旧正月)の大型連休を控え、小売・サービス業が書き入れ時を迎えることから消費関連株が物色の対象となりそう。また、長江実業(00001)が計画中の中国本土の不動産を裏付け資産とする人民元建て不動産投資信託(REIT)の上場観測を受け、取引活性化への期待から香港証券取引所(00388)に注目が集まろう。
中国市場は続落か。上海総合指数は2,800pt台前半での値固めが続きそう。NY原油先物相場の大幅反落を受け、エネルギー株が指数の重しとなりそうだ。
(星)