香港市場は買い優勢か。5日の米株式相場は上昇。米供給管理協会(ISM)が発表した10年12月の非製造業総合景況指数は57.1と、前月の55から上昇した。市場予想を上回る伸びを示し、米景気に対する楽観的見方が広がった。ADRは総じて堅調だったことから、ハンセン指数は買い先行でスタートしそう。昨日、メインボードの売買代金は概算で780億香港ドルと、ほぼ1カ月ぶりの高水準だった。世界的な過剰流動性の香港市場への流入期待が広がろう。
セクター別では家電関連株に注目が集まりそう。商務部は家電下郷制度を利用した販売動向を発表。2010年通年の販売台数と販売額がそれぞれ前年比130%増の7,718万台、同170%増の1,732億3,000万元に達した。スカイワース(00751)、海信科龍(00921)、海爾電器(01169)などが代表的な銘柄だ。
上海市場は買い優勢か。昨日、銀行間金利の指標である7日物レポ金利は昨年12月半ばの水準まで低下。昨年末にかけての通貨供給のひっ迫が落ち着き、株式市場への資金流入が期待される。
(星)