香港市場は続伸か。前日の米株式相場は上昇。S&P500種構成銘柄の70%以上の業績が過去最長となる6四半期連続で予想を上回っていることなどが好感された。ADRも堅調だったことからハンセン指数は買い先行でスタートしそう。現地では100日移動平均線で下げ止まったとの見方も出ている。本日は23,000pt台での推移となりそうだが、薄商いで変動率が高まる可能性も。
前日大引け後に発表された香港の11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇と、市場予想と一致。中国本土と比べて緩やかなインフレ率の上昇は悪材料視されないだろう。また、米国の小売店の既存店売上高が順調なことから、輸出関連株中心に景気や企業業績に対する期待感が継続しそう。ただ、クリスマス休暇を控え積極的な売り買いは限定的か。昨日のメインボードの売買代金は599億香港ドルと低水準にとどまった。
中国市場は続伸か。上海総合指数は2,900pt台で推移しそう。国家発展改革委員会はガソリンなどの燃料小売価格を22日から引き上げると発表。これを好感し、エネルギー株が指数をけん引しそうだ。
(星)