香港市場は小動きか。前日の米株式市場はまちまち。NY原油先物相場の上昇を受けてエネルギー株が上昇。エネルギー株指数はS&P500種の業種別指数で値上がり率トップとなった。原油は22日の米国内総生産(GDP)統計の発表を控え、経済成長率が上方修正されるとの観測や来年の経済成長ペースが加速するとの見方から、需要拡大への期待が高まった。ADRもまちまちだったことから、ハンセン指数は小動きでスタートしそう。国際商品相場の上昇による収益押し上げ期待を受け、資源関連株が指数を押し上げるか。
引き続き、海外投資家のクリスマス休暇入りを控えて市場参加者が減少することから、市場エネルギーの低下が予想される。昨日のメインボードの売買代金は概算で603億香港ドルと4営業日ぶりに700億香港ドルを割り込んだ。薄商いのなか、地政学リスクや欧州債務不安が意識されると株価変動率が高まろう。
中国市場は小動きか。金融政策の先行き不透明感や朝鮮半島情勢の緊迫化により売買代金は引き続き低水準となりそう。21日開催の中央農村工作会議を控え、農業関連株が注目されそう。
(星)