香港市場は小動きか。前日の米株式相場は小幅高。米オバマ政権と共和党側が合意した「ブッシュ減税」の延長案が上院を通過するとの期待感が相場を後押しした。これを受けてADRは堅調な値動き。ハンセン指数は買い先行でスタートしそうだ。短期的には50日移動平均(23,544pt)なるかがポイントになろう。
ただ、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、投資家の手控えムードは継続しそう。昨日のメインボードの売買代金は633億香港ドルと、約3カ月ぶりの低水準だった。
NY銅先物相場が過去最高値を更新するなど国際商品相場の騰勢を受けて資源関連株の物色継続か。江西銅業(00358)、中国海洋石油(00883)、招金砿業(01818)など。先週来、買いが集中している鉄道関連株も注目されよう。
中国市場は小動きか。中国人民銀行(中央銀行)は、今週期限切れとなる予定だった大手銀行6行に対する預金準備率の上乗せ措置を新たに3カ月間延長する観測が浮上。これが嫌気されれば、銀行株を中心に売りが広がる可能性も。ただ、上海総合指数は緩やかに3,000ptを目指す展開が続きそうだ。
(星)