香港市場は小動きか。前日の米株式相場はまちまち。米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数は前週から1万7,000件減少して42万1,000件だった。これを好感する場面も見られたが反応は一時的。ADRは総じて軟調だったことからハンセン指数は反落してスタートしそう。中国人民銀行(中央銀行)が今週末にも追加利上げに踏み切るとの警戒感から、様子見ムードが続くとみられる。9日のメインボードの売買代金は概算で702億香港ドルと低水準だった。
本日は11月の中国の貿易統計が発表予定。力強い成長が確認されれば市場に好影響を与えそうで、貿易黒字の増加は元高観測の強まりにもつながりそうだ。11月の自動車販売台数が前年同月比26.9%増と好調だったことで、関連株が動意付く可能性も
中国市場は小動きか。来年のマクロ政策方針の大枠を決める中央経済工作会議が本日10日から開催される(〜12日まで)。インフレ抑制策に加え、来年の新規貸出額の政府目標も議論されるとの観測もあり、銀行株を中心に手控えムードが強まりそうだ。
(星)