香港市場は小動きか。前日の米株式相場はまちまち。ブッシュ政権下で導入された減税措置を2年間延長するとの発表が好感された反面、インサイダー取引をめぐる捜査が拡大しているとの報道が嫌気され、取引終盤に上げを消す展開となった。ADRも高安まちまちだったことから、ハンセン指数も横ばいでスタートしそう。投資家の様子見姿勢が強く、低水準の取引が続きそうだ。昨日のメインボードの売買代金は726億香港ドルだった。
セクターでは値動きの良い太陽光発電関連株への物色継続か。コムテックソーラー(00712)、興業太陽能(00750)、創益太陽能(02468)、保利協シン能源(03800)など。
本日の新規株式公開(IPO)は、繊維メーカーの賽徳利(01768)。7日のグレーマーケット(上場前の相対取引)の終値は公募価格比0.76%高の6.65香港ドルだった。また、ブラジル鉄鋼大手のヴァーレ(06210)(06230)の香港預託証券(HDR)が上場する。
中国市場は小動きか。金融引き締め懸念による持ち高調整の売りが一巡したとの見方があるものの、引き続き売買代金は低水準となりそうなことから、上値は限定的か。
(星)