香港市場は小動きか。前日の米株式相場は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が米経済の成長は失速しかねないとして、金融緩和策を拡大する可能性があると示唆したが、米雇用統計などの材料が一巡し手がかり材料難だった。これを受けてADRはまちまちだったことから、ハンセン指数は前日終値を挟んで膠着感の強い展開となりそう。前日のメインボードの売買代金は概算で759億香港ドルと低水準だったが、中国で中央経済工作会議が今週末に開催されるとの観測が強まるなか、本日も様子見ムードが広がりそうだ。
セクターでは、NY原油先物相場、NY金先物相場、NY銅先物相場など国際商品価格の上昇を受けて資源関連株が物色されそうだ。江西銅業(00358)、中国海洋石油(00883)、招金砿業(01818)など。
中国市場は小動きか。13日に発表予定の11月の消費者物価指数(CPI)上昇率の市場予想は前年同期比4.7%となっており、利上げ観測が高まっている。中国政府の金融政策の方向性を見極めるまでは手控えムードが強そうだ。
(星)