中国株用語集 中国株特有の用語
中国株特有の用語
現地諸費用 [ 読み:げんちしょひよう ]
- 別称/略称:なし
香港、本土の規則等により、支払いが必要となる費用。印紙税、取引所税、取引所手数料、CCASS決済費用など。ちなみに、「CCASS」とは香港証券取引所の子会社である香港中央結算有限公司が運営管理を行う中央清算決済システムのこと。香港上場株式はCCASSで混蔵保管されるため、費用が発生する。
科創板[読み:かそうばん]
- 別称/略称:なし 英語名:Science and technology innovation board
上海証券取引所のハイテク企業向け市場。技術革新をけん引する企業の育成を目的に準備が進み、半導体や車載電池をはじめハイテク関連の25社が上場して、2019年7月22日にスタートした。
国有株 [ 読み:こくゆうかぶ ]
滬港通「読み:ここうつう」
- 別称/略称:なし
2014年11月17日に実施された、上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度。この制度を利用することで海外投資家が香港証券取引所を経由して上海A株市場の一部銘柄の取引が可能となり、中国の投資家は上海証券取引所を経由して香港市場の一部銘柄の取引が可能となった。
深港通[読み:しんこうつう]
- 別称/略称:なし
2016年12月5日に実施された深センと香港の株式取引の相互乗り入れ制度。この制度を利用することで海外投資家が香港証券取引所を経由して深センA株市場の一部銘柄の取引が可能となり、中国の投資家は深セン証券取引所を経由して香港市場の一部銘柄の取引が可能となった。
レッドチップ [ 読み:レッドチップ ]
- 別称/略称:なし
次の2要件のいずれかを満たした企業はレッドチップに分類されるが、この定義に合致するか否かの判断は実務上、香港取引所が発表しているレッドチップ銘柄一覧に基づいている。
(要件1)中国本土の事業体(国有企業又は地方政府の支配・管理下にある事業体。以下同)が30%以上の株式を直接又は間接的に保有しており、当該企業の(実質)筆頭株主となっている企業であること。
(要件2)中国本土の事業体の直接・間接所有による持ち株比率が20%以上30%未満の場合、当該企業の取締役会に大きな影響力を持つ、中国本土と強いつながりのある個人が存在すること。
A株 [ 読み:エーかぶ ]
B株 [ 読み:ビーかぶ ]
H株 [ 読み:エイチかぶ ]
- 別称/略称:なし
中国本土を登記地とし、香港市場に上場する純粋な中国企業。ただし、中国証券監督管理委員会(CSRC)が香港市場への上場を許可した企業に限る。一部の民営企業など、CSRCからの認可を受けず、黙認された状態で上場する企業は純粋な中国企業であってもH株とは総称しない。
QDII制度 [ 読み:キューディーせいど ]
- 別称/略称:適格国内機関投資家制度 英語名:Qualified Domestic Institutional Investor
政府から認可を得た国内機関投資家が特別に海外投資を行うことができる制度。Qualified Domestic Institutional Investor の頭文字をとってQDIIと称する。
QFII制度 [ 読み:キューフィーせいど ]
- 別称/略称:適格海外機関投資家制度 英語名:Qualified Foreign Institutional Investors
政府から認可を得た海外機関投資家が特別にA株、国債などの人民元資産に投資することができる制度。Qualified Foreign Institutional Investorsの頭文字をとってQFIIと称する。
RQFII制度 [ 読み:アールキューフィーせいど ]
- 別称/略称:人民元適格海外機関投資家制度 英語名:Renminbi Qualified Foreign Institutional Investors
中国のファンド会社や証券会社の香港子会社に人民元建てA株投資を認める制度。2013年4月からは、中国の商業銀行や保険会社の香港子会社と香港で登記された金融機関に投資主体が拡大されるとともに、投資対象の制限も撤廃されることになった。
ST銘柄 [ 読み:エスティめいがら ]
- 別称/略称:なし
債務超過に陥ったり、決算に不備があったり、会社経営が不安定化した場合などに、特別処理(その他の特別処理)銘柄に指定される。日々の値幅制限が前日終値の上下5%に制限される(通常株式は10%)。
*ST銘柄 [ 読み:スターエスティめいがら ]
- 別称/略称:なし
2年連続赤字となったり、決算に重大な不備があったりした場合などに、特別処理(上場廃止のリスクを警告するための特別処理)銘柄に指定される。値幅制限はST銘柄と同じ。
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