6/14~6/18の米国株式市場は、インフレ懸念が高まる可能性はあるものの、政策面での進展が相場を下支えか。
6/15~16にFOMCを予定。インフレや金融政策の見通しに関心が集まっている。特に資産買入縮小やインフレに関する議論へのパウエルFRB議長の発言内容に注目か。インフレに関しては一過性との姿勢を維持すると見る。また、同時に公表予定の経済見通しでは今年のインフレ見通しや2023年の金利見通し等にも注目。2023年の利上げは既にある程度織り込んでいると推測され、仮に金利見通しが引き上げられたとしても影響は限定的か。
6/9にAIや半導体等のハイテク分野向けへの2500億ドル規模の補助金が超党派の支持で上院を通過。半導体向けに520億ドル、人工知能等の研究に5年で1000億ドル割当てられる予定。火曜日にも下院を通過との見方もありハイテク株を後押しか。一方、インフラ投資に関する共和党との協議は打ち切りも、超党派や民主党のみで進める可能性が残る。