底堅い展開を想定する
4/26-4/30の米国株式市場はポジション調整や増税懸念の売りが出る可能もあるが、底堅い展開を想定する。
日本やインドでの新型コロナウィルスの感染拡大やビットコインの急落、富裕層向けのキャピタルゲイン課税の増税等を嫌気する場面も見られた。ただし、米国はワクチンの普及が進んでいることや低所得者への所得移転は長期的には経済押上げ要因と考えられることから、景気は拡大方向と考えられ持ち直しが期待される。
4/26にテスラ、4/27にアルファベット、マイクロソフト、4/28にアップル、フェイスブック、4/29にアマゾン等の主力処の決算が発表予定。4月以降これらの株式は持ち直す動きが見られており、その動きを裏付けるものになるか注目されそうだ。
4/27-28にFOMCを予定。ベージュブックでは消費者信頼感の改善を背景に春にかけて景気回復が加速したとの認識が示された。もっともパウエル議長はこの楽観的な見通しが金融政策に影響することはないとしており、緩和は継続か。
(4/23朝記 投資調査部 藤本)