米国株は比較的確りの展開か
4/5-4/9の米国株式市場は金利上昇が気になるが、比較的確りの展開か。
米国ではアルケゴス破綻が話題に。アルケゴスはファミリーオフィスでヘッジファンドと異なり他人の運用資金が入る可能性は低く、主な影響先は投資銀行に限られると考える。
バイデン政権はインフラ投資計画を発表。EV向けやクリーンエネルギー向けに大規模投資を行う見込み。また研究開発にも大規模投資が行われ、半導体製造・研究にも投資が行われる模様。この他高速ブロードバンドの整備や住宅投資にも大規模投資が行われる見込み。一方、法人税増税も今後15年間で2兆ドル超の規模になりその後も継続見込みで大規模なものとなった。タックスヘイブンや国家間の法人税引下げ競争にもメスを入れると見られる。
金融政策では4/7にFOMC議事要旨、4/8にパウエルFRB議長の講演を予定。議事要旨内のFOMCメンバーの議論で低金利政策長期化の方向が確認されれば、金利上昇の一服にも期待か。
(4/1記 投資調査部 藤本)