5/26-5/29の米国株式市場は株価水準に割高感はあるものの、米国の経済対策や景気回復期待を背景に戻り余地を試す展開か。
米国では全50州が経済活動再開に動き出しており、感染拡大が酷かったNY市も6月前半の経済活動再開を見込む。NY州で入院者数が減少し始めた4月のFOMCでも追加措置を検討しており、経済活動再開後も金融緩和を維持しよう。ムニューシン財務長官は追加財政政策に慎重姿勢だが、ミシガン大学消費者信頼感指数の予想外の回復を見る限り、現行の新型肺炎対策は一定の効果を上げているようだ。先に経済活動を再開した中国は消費の回復にもたつきが見られるが、4月の鉱工業生産が前年比3.9%伸びるなど大きく回復。初期段階ではあるが、ワクチン開発にも前向きな話題が出ており、開発が順調に進めば消費活動の正常化に寄与しよう。