
5/4-5/15の米国株式市場は、割高感はあるものの、新型肺炎早期収束への期待感が相場を支える展開か。
リフィニティブによるとS&P500の構成銘柄の内192社が20年1Qの決算発表を終了(4/29時点)。決算は予想を上回った企業が多いものの、S&P500の予想(一部実績)EPSの変化は-10.2%(4/13時点)から-15.1%(4/29時点)まで低下。新型肺炎の影響は予想より深刻なようだ。ただ、マイクロソフト(MSFT)やアルファベット(GOOGL)等の主力の一部は手堅い決算を発表したようだ。
一部の州で経済活動再開に向けた動きが見られる。感染が深刻なNY州も4/27までに連続15日で入院者数が減少している。NY市等はまだ時間を要するが、同州北部は早ければ5/15に経済活動再開見込み。ギリアド(GILD)のレムデシビルも治験で良好な結果を発表。経済活動再開への期待が相場を下支えか。