【日本株投資戦略】秋相場に向けた仕込み場と捉えたい
9/4~8の日本株式市場は、値固めの展開を想定。
足もと、値幅を伴い上下している印象の日本株だが、TOYO Weekly No.1239の日本株投資戦略で示したように8月は例年良くなく、驚きはない。目先、仕掛け売り等で下がる場面は、秋相場に向けた仕込み場と捉えたい。
時期的には9月の中間配当も視野に入るタイミングと言えそうで、積極的な手掛かり材料に欠ける中、目先は好業績・好配当銘柄がテーマのひとつになりそうだ。幕間をつなぐものになりそう。
ちなみに日経平均が年初来高値を付けた7/3を100として、株価指数パフォーマンスを比較すると、日経平均高配当株50指数(日経平均構成銘柄のうち配当利回りの高い50銘柄から構成される配当利回りウエート方式の株価指数)は日経平均やTOPIXを上回る堅調な推移となっている(下段左図)。
9/8にはオプション・先物のSQ(いわゆるメジャーSQ)が控えており、先物主導で仕掛け的な売買が入る可能性もありそうで、留意したい。
9/12~10/4の間に新規上場を予定している企業は東証グロースを中心に14社。東証マザーズ指数は8/18のザラ場安値を底に戻り基調にあると思われ、個人投資家を中心にIPOに対する注目度は今後徐々に高まりそう。新興市場の中小型株の動向にも注目したい。
(8/30記 投資情報部 大塚)