イベント待ち
6/24-6/28の日本株式市場は、G20大阪サミットの開催を控え、神経質な展開を想定する。
6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を波乱なく通過。そして、来週末には、いよいよ、注目イベントであるG20大阪サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)が、6/28-29の日程で開催される。
G20大阪サミットでは、米中首脳会談の開催が合意されたもようで、目先の不透明感はやや解消されたとの印象か。
もっとも、米中の貿易摩擦問題が今月中に合意に至るとの想定は少ないと思われ、長期化するとの見方が優勢か。
よって、基本的に各種報道等に左右されやすい地合いになりそうだ。上値余地を試すというより、その時々の材料等を織り込みながら、上げ下げを繰り返すイメージか。
やや広めのレンジの中で利益確定売り等をこなしながら、株価の落ち着きどころを確認していく流れとなりそうだ。よって、押し目は買いで対処したい。米中首脳会談でポジティブ・サプライズがあるようなら、その後の上昇が期待できよう。
マザーズ指数、日経平均をアウトパフォーム
来週は東証マザーズを中心に、5銘柄が新規に上場する予定。東証マザーズや新興市場銘柄を改めて見直す動きもみられるのではないか。東証マザーズ指数の年初来のパフォーマンスは日経平均を上回っている。
来週は月末で経済指標の発表多い
来週はちょうど月末にあたることから、重要経済指標の発表が多く予定されている。6/28には、5月の失業率・有効求人倍率、同鉱工業生産指数(速報値)、同住宅着工が発表される。
(6/20記 マーケット支援部 大塚)