報道等に一喜一憂する場面もあろう
2/25-3/1の日本株式市場は、決算発表が一段落したことで、外部環境をうかがいながらの展開になりそうだ。米中貿易協議の交渉期限を3/1に控え、関連報道等に一喜一憂する場面もあるだろう。来週末は重要イベント接近で様子見気分が強まることが予想される。
基本的にニュースや報道に左右されやすい地合いになりそうで、上値余地を試すというよりは、その時々の材料を織り込みながら、レンジ内で上げ下げを繰り返すイメージか。その中で利益確定売りをこなしながら、株価の落ち着きどころを確認していく流れとなりそうだ。押し目は買いで対処したい。
日米のボラティリティー指数が低下傾向にある。昨年10月以降、荒れた展開が続いた株式市場だが、ようやく落ち着きを取り戻したと言えよう。
物色対象は、今後も好業績が期待されること、株主や投資家を意識し企業価値を高めるための資本政策を積極的に実施する企業となろう。
来週からIPO(新規上場)ラッシュとなる。IPOスケジュールを見ると2/26から3/25にかけて16社が新規上場の予定(2/21時点)となっている。東証マザーズやジャスダックに上場予定の企業が多く、新興株式市場に対する投資家の関心が高まりそうだ。
来週は月末・月初で経済指標の発表多い
来週はちょうど月末・月初にあたることから、重要経済指標の発表が多く予定されている。2/28には1月の鉱工業生産(速報値)、1月の住宅着工が発表される。3/1には1月の失業率・有効求人倍率、2018年10-12月期の法人企業統計の発表と続く流れに。
(2/21記 マーケット支援部 大塚)