投資家のマインドも改善しよう
3/4-3/8の日本株式市場は、戻り待ちの売りをこなしながら、値固めの展開を予想する。3月期末を間近に控え、例年であれば動きにくい時期と思われるが、米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの期待を背景に、投資家のマインドも改善すると考える。足もと堅調な米中の株式市場が支援材料となろう。日本株の出遅れが意識される場面となりそうだ。
来週は3/7にECB理事会の開催が予定されている。金融政策に変更があるかに注目したい。3/8には3月限の先物・オプションのSQ(いわゆるメジャーSQ)があることから、最終売買日である木曜日に投機的な先物の売買が相場をかく乱する可能性があることに留意する必要があろう。押し目は買いで対処したい。
「健康経営銘柄2019」に37社を選定
東証は経産省と共同で「健康経営銘柄2019」を選定、2/21に公表した。
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考えて戦略的に実践すること。健康経営に取り組むことで、従業員の活力や生産性の向上等、組織の活性化がもたらされ、中長期的な業績・企業価値の向上の実現が期待される。
長期的な視点からの企業価値を重視する投資家に対し、魅力ある企業として紹介することを通じ、健康経営に取り組む企業が社会的に評価され、「健康経営」の取組が促進されることを目指す、という。第5回目となる今回は、28業種から37社が選定された(右表参照)。
投資家にとって銘柄を選択する上でのヒントになりそうだ。
(2/28記 マーケット支援部 大塚)