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今週の特集記事対照的な動きを続けるジャスダックとマザーズ市場

明暗分かれる新興市場株、その背景には…

新興株式市場(以下、新興株)で、主要株価指数のパフォーマンスに差が出ている。14年末から15年4月8日までの騰落率をみると、東証マザーズ指数(以下、マザーズ指数)は14年末終値比約1%の下落、日経ジャスダック平均株価(以下、ジャスダック平均)は同約7%上昇している。一方で、日経平均は同約13%上昇している。新興株が日経平均と比べ、パフォーマンスが悪いのは事実と思われるが、同じ新興株の範疇にありながらここまでパフォーマンスに差が生じる理由は何なのか。マーケット支援部では主に2点を考えている。

1点目は、指数構成ウェートの歪みだ。現在、マザーズ指数の指数構成ウェートを見ると、ミクシィが約12%と断トツで、他は5%を下回る水準となっている(ちなみに、ジャスダック平均でトップのガンホーでも約5.4%)。つまり、日経平均でも同様のことが考えられるが、マザーズ指数の動向はミクシィの株価動向に左右されやすいということだ。足もとのミクシィ株の動きは緩慢なものに留まっており、指数が上昇するには物足りない印象に。

2点目は、選別物色の流れだ。ジャスダック銘柄は小売や機械、情報・通信、サービス、卸売、電気機器などをはじめ、業種が多岐に渡るだけでなく、業績に安心感があると思われる。これは、ジャスダック銘柄(グロースは除く)が一般的にマザーズ銘柄と比べ、上場条件が厳しいことによる(マザーズ市場は将来成長が見込めると判断した場合、赤字会社でも上場が許されるケースがある)。ジャスダック市場に上場する企業は足もとの業績動向も加味されるようだ。1部市場等を含め、業績相場の様相を強めていると思われる現状下、新興株の中でも業績に安心感があるとみられるジャスダック銘柄に投資家の関心が向かっているのではないかと推測している。当面はジャスダック優位の流れが続きそうだ。

IPOでも選別物色が鮮明に

15年2月以降、新規公開した企業一覧

IPOでも選別物色が鮮明だ。15年2月以降、新規公開した企業の初値と比較した騰落率(4/8現在)を見ると、現在の株価(4/8終値)が初値を上回っている企業は22社中、11社。半分の企業が初値後のパフォーマンスが悪い結果となった。上場した企業の大半がマザーズ市場となっており、直近の市場全体のムードも反映された可能性がある。もっとも、初値を上回った企業を見ると、事業内容に新規性や将来性のあることや需給が良好な特徴があると思われ、投資家は銘柄を選別して物色している印象を受けた。

 

今後も多くの新規公開が予定されているが、当面は選別物色で臨む局面となろう。

 

(マーケット支援部 土田)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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