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今週の特集記事2015年は値上げラッシュに ~消費者の節約志向に拍車も~

2015年は値上げが相次ぐ見通し

急激な円安等を背景にした原材料価格の高騰を受け、年明け早々値上げに踏み切るメーカーが少なくない。特に、消費者生活に密着した企業の値上げが目立つ。事務用品大手のコクヨは1/1より、事務用紙製品や文具類等全体で約9.5%、製紙大手の大王製紙は1/21出荷分より、トイレットティシューやキッチンタオル、タオルペーパー等で10%以上、菓子大手の江崎グリコは3/1出荷分より、ジャイアントコーンやパピコなど人気アイスクリーム製品を約8.3%、トマト加工品大手のカゴメは4/1より、家庭用トマトケチャップ等を約4~13%、それぞれ値上げする方針を示している。2015年に更なる円安が進めば、一般の消費者の節約志向は強まることが予想される。

今特集では、強まりが予想される節約志向の中で、消費者に選好されそうな企業を簡単な例を挙げて、紹介する。最終トピックには主な関連銘柄もピックアップしてあるので、参考にしていただきたい。

 

主な値上げ製品群(又は商品群)とメーカー等

消費者は値上げに敏感に反応へ

賃金上昇が緩やかなものに留まる中で進む値上げの嵐。消費者の目はより価格に敏感になることが予想され、消費行動にも影響を及ぼしそうだ。

例えば、「外食より内食へ」。本来、たまの休日に家族皆で美味しいものを食べる場であるファミリーレストラン(外食)等は、内食と比べた割高感から、今後客足が遠のく可能性がある。その一方で、手軽で簡単、安く料理できる内食は好まれそうだ。最近ではクックパッドのような料理レシピサイトが人気を博しており、内食志向の一端が垣間見えよう。

次いで、「安く、より質の高いものへ」。価格に敏感な消費者はより低価格なものを求める傾向がある。ただ、従来のように安いだけでは客足は増えないのが現状、程々に質も確保したいところ。100円ショップを展開するセリアは消費者の購買ニーズに沿った商品の入れ替えを小まめに行い、業績向上に繋げているもよう。九州地盤のドラッグストアのコスモス薬品はEDLP(Everyday Low Price)を掲げ、消費者の心を捉えている。リサイクルショップ運営のトレジャー・ファクトリーは服飾・雑貨などの商品を買い取り、販売している。店内は清潔感もあり、消費者の評価も高い。

関連しそうな主な銘柄としては…

主な関連銘柄としては、クックパッド(2193)、カカクコム(2371)、キャンドゥ(2698)、セリア(2782)、神戸物産(3038)、ビックカメラ(3048)、マツモトキヨシホールディングス(3088)、トレジャー・ファクトリー(3093)、シュッピン(3179)、コスモス薬品(3349)、ラウンドワン(4680)、ドンキホーテホールディングス(7532)、イオン(8267)、などが挙げられよう。

(マーケット支援部 土田)

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