15日の香港市場でハンセン指数はもみ合いか。
13日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、共同宣言に台湾の重要性が明記されるとともに、新しいインフラ支援の枠組みを創設するなど「対中国」での結束が示された。中国側は、大使館報道官の談話で批判しているが、ほぼ想定通りの展開となっており、株式市場にとっての影響は限定的と思われる。一方で、各種イベントを控え、様子見ムードが強まる可能性もあろう。明日16日は中国の5月主要経済指標が発表されるほか、15~16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定となっている。ともに積極的に動きづらい要因として意識されそうだ。ハンセン指数は29,000ptを上値メドに方向感に乏しい展開を想定する。
(マーケット支援部 井上)
個別銘柄物色中心の展開か
15日の中国本土市場は小動きか。
明日16日に発表される中国の5月主要経済指標は景気の回復を示す内容が期待されるものの、足もとでは5月新車販売台数の14カ月ぶり減少が伝わっており、内容を見極めたいといった向きは多いと思わる。個別銘柄を選別物色する動きが強まりそうだ。
(マーケット支援部 井上)