18日の香港市場でハンセン指数は5営業日続伸となるか。懸念材料のひとつ、ギリシャの債務問題の和らぎが安心感を誘うだろう。一部ではギリシャが欧州連合(EU)などに融資延長を求める姿勢を示したと伝わっている。昨晩の米株相場や原油先物相場の3営業日続伸も投資家心理を強気に傾ける材料となりえる。もっとも、連休を控えて様子見気分が目立つだろう。足元では売買代金が減少傾向にあり、昨日はメインボードの売買代金が500億香港ドルを割り込んだ。本日は半日立会いとなるうえ、19〜20日は春節(旧正月)に伴い休場となるため、商いは激減しそうだ。業種別では石油関連株の動向に注目か。前述したとおり原油先物相場の続伸が好材料視される可能性が高い。また、中国国有石油企業の統合観測も伝わっているため、思惑的な値動きが予想される。そのほか、国家発展改革委員会の幹部が16年からの「第13次五カ年計画」で強化する政策などについて、国際競争力の育成や民生改善、低酸素型社会の育成など7つの項目を挙げたもようだ。3月に開催予定の全人代を控えて、これらに関連する銘柄への動意につながるか。
中国市場は春節(旧正月)で24日まで休場となる。
(檜和田)
MGMチャイナは小幅に減収増益
MGMチャイナ(02282)は14年12月期業績が前年比1.06%減収・7.00%増益になったと発表した。
(檜和田)