香港市場は反発か。24日の米株式相場は上昇。インテルの自社株買い計画の規模拡大を受けてテクノロジー株が上昇。このほかM&A(合併・買収)や配当見通しの発表を背景に、楽観的な見方が広がった。ダウ工業株30種平均は2008年6月以来の高値となった。ADRは総じて堅調だったことから、ハンセン指数は買い先行でスタートしそう。
ただ、中国当局の金融引き締めへの警戒が根強く、買い一巡後は膠着感が強まる可能性も。また、春節(旧正月)を控えて商いが低調なことから、個別物色が中心か。昨日のメインボードの売買代金は概算で646億香港ドルと、3週間ぶりの低水準だった。
個別では、値動きの良い銘柄に短期資金が向かいそう。利豊(00494)、中国海洋石油(00883)、中国南車(01766)などが物色対象か。また、長城汽車(02333)が15割無償の権利付き最終日を迎えることから、権利取りの買いが入りそうだ。
中国市場は反発か。昨日、中国人民銀行(中央銀行)は流動性のひっ迫を緩和するため短期金融市場に資金を供給したもよう。短期金利上昇が落ち着けば買い安心感につながりそうだ。
(星)