香港市場は買い優勢か。前日の米株式相場は上昇。給与明細書作成代行会社のADPが発表した11月の米民間部門の雇用者数は前月比で9万3,000人増と、2007年11月以降で最大の伸びを記録したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気拡大が示されたことが好感された。これを受けてADRはほぼ全面高だったことから、ハンセン指数は買い優勢となりそう。
NY原油先物相場、NY金先物相場、NY銅先物相場など国際商品価格の上昇を受けて資源関連株が物色されそうだ。江西銅業(00358)、中国海洋石油(00883)、招金砿業(01818)など。また、中国、香港共に年末から春節(旧正月)にかけての消費の伸びへの期待が膨らむ時期にもあり、これらが意識されれば消費関連株への買いが継続しそうだ。
中国市場は買い優勢か。前日に発表された11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の改善に伴う金融引き締め観測は、織り込み済みとの見方が広がり、材料出尽くし感から買い継続か。
(星)