新規口座開設はこちらから

マルチチャンネルサービス

ホームトレードはこちらから

TOYOメール配信サービス

中国からの便り

第198回:意外と自然豊かな香港、市街地に出没するイノシシ

香港島東部にあるハイキングコース

香港は、高層ビルが密集する大都市というイメージが強いが、実は総面積(1108km²、東京23区の約1.8倍)の約25%しか開発されておらず、約75%がまだ豊かな自然を残していることはあまり知られていない。日本の国立公園にあたる郊野公園(カントリー・パーク)は24カ所あり、総面積の約4割を占める。これとは別に自然保護を目的とする特別区域なども設けられている。従って、香港の狭い中心部に人口が極度に集中するが、少し離れたところに豊かな自然が広がっており、香港ほど大自然に簡単にアクセスできる大都市はないと思う。

筆者は香港島の下町、北角(ノースポイント)に住んでいる。中心部のMTR(地下鉄)駅「北角」のすぐ近くに山登りの階段があり、階段と緑に囲まれた坂道を20分ほど歩けば、休日によく子供を連れて行くバスケットコートなどが整備されている公園がある。そこから少し山側に進めば、そこはもう、香港島の総面積の約五分の一を占める「大潭郊野公園(Tai Tam Country Park)」なのである。

香港で一番人気なアウトドア・アクティビティと言えば、香港人なら誰でも思いつくのがハイキングだ。郊野公園内を中心に数百ものハイキングコースが整備されており、香港は「ハイカー天国」とも言われている。長距離ハイキングコースとしては、九龍半島・新界地区を東西に横断するマクリホース・トレイル(100km)、香港島を縦断後、海を越えて新界地区まで縦断するウィルソン・トレイル(78km)、空港のあるランタオ島にあるランタオ・トレイル(70km)、そして香港島を東西に横断する香港トレイル(50km)がある。この4大トレイルを合わせると計298kmに上り、東京~名古屋間の直線距離を超える。

筆者は、自宅から徒歩でハイキングに出かけることもあるが、バスか、タクシーを利用して数十分程度でハイキングコースの上り口まで行くことが多い。香港島の東部に位置する「龍脊(ドラゴンズ・バック)」はお気に入りのトレイルとして何度も訪れたことがある。龍脊は、「世界のベストハイキングトレイル23選」の8位に選ばれた有名なトレイルで、歩きながら、香港の美しい山と海の壮大な景色を眺めることができる。

郊野公園内には、数多くの野生動物が生息している。リスや野鳥をよく見かけるほか、たまにサルや野良牛に出会うこともある。ここ数年は、人の餌やりで人間を恐れなくなったイノシシが市街地まで頻繁に出没することが社会問題となっている。イノシシに襲われ、けがを負う市民は2016年の4人から21年に22人まで増加した。イノシシ被害の増加を受け、香港政府は21年11月、市街地に出没したイノシシを捕獲し殺処分する新しい措置に乗り出し、今年8月18日時点まで、殺処分されたイノシシは163頭にも上った。また、違法な餌やりの最高罰則は現在の1万香港ドル(約17万円)から10万香港ドルに、かつ1年の禁固刑を科す法改正も進んでいる。普通の状態のイノシシは人に襲いかかってくることは滅多にないが、物を投げたり、追いかけたり、餌になる食べ物を持っていたりすれば、襲われる可能性がある。市街地に出没するイノシシは、人を怖がらなくなっているので、かえって危ないが、野外のイノシシは人の気配を感じると、すぐ逃げていくので、人間とうまく共存できている。

グルメ、ショッピング以外、豊かな自然に気軽にアクセスできることも香港の魅力の1つだと言えよう。

(東洋証券亜洲有限公司(香港現地法人) キョウ 静傑)

ご投資にあたっての注意事項

外国証券等について

  • 外国証券等は、日本国内の取引所に上場されている銘柄や日本国内で募集または売出しがあった銘柄等の場合を除き日本国の金融商品取引法に基づく企業内容等の開示が行われておりません。

手数料等およびリスクについて

  • 国内株式等の手数料等およびリスクについて
  • 国内株式等の売買取引には、約定代金に対して最大1.2650%(税込み)の手数料をいただきます。約定代金の1.2650%(税込み)に相当する額が3,300円(税込み)に満たない場合は3,300円(税込み)、売却約定代金が3,300円未満の場合は別途、当社が定めた方法により算出した金額をお支払いいただきます。国内株式等を募集、売出し等により取得いただく場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。国内株式等は、株価の変動により、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 外国株式等の手数料等およびリスクについて
  • 委託取引については、売買金額(現地における約定代金に現地委託手数料と税金等を買いの場合には加え、売りの場合には差し引いた額)に対して最大1.1000%(税込み)の国内取次ぎ手数料をいただきます。外国の金融商品市場等における現地手数料や税金等は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、本書面上その金額等をあらかじめ記載することはできません。
  • 国内店頭取引については、お客さまに提示する売り・買い店頭取引価格は、直近の外国金融商品市場等における取引価格等を基準に合理的かつ適正な方法で基準価格を算出し、基準価格と売り・買い店頭取引価格との差がそれぞれ原則として2.50%となるように設定したものです。
  • 外国株式等は、株価の変動および為替相場の変動等により、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 債券の手数料等およびリスクについて
  • 非上場債券を募集・売出し等により取得いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、元本の損失を生じるおそれがあります。外国債券は、金利水準の変動等により価格が上下するほか、カントリーリスクおよび為替相場の変動等により元本の損失が生じるおそれがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により元本の損失を生じるおそれがあります。
  • 投資信託の手数料等およびリスクについて
  • 投資信託のお取引にあたっては、申込(一部の投資信託は換金)手数料をいただきます。投資信託の保有期間中に間接的に信託報酬をご負担いただきます。また、換金時に信託財産留保金を直接ご負担いただく場合があります。投資信託は、個別の投資信託ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なるため、本書面上その金額等をあらかじめ記載することはできません。
  • 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とするため、当該金融商品市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 株価指数先物・株価指数オプション取引の手数料等およびリスクについて
  • 株価指数先物取引には、約定代金に対し最大0.0880%(税込み)の手数料をいただきます。また、所定の委託証拠金が必要となります。
  • 株価指数オプション取引には、約定代金、または権利行使で発生する金額に対し最大4.400%(税込み)の手数料をいただきます。約定代金の4.400%(税込み)に相当する額が2,750円(税込み)に満たない場合は2,750円(税込み)の手数料をいただきます。また、所定の委託証拠金が必要となります。
  • 株価指数先物・株価指数オプション取引は、対象とする株価指数の変動により、委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。

利益相反情報について

  • この資料を掲載後、掲載された銘柄を対象としたEB等を東洋証券(株)が販売する可能性があります。
    なお、東洋証券(株)および同関連会社の役職員またはその家族がこの資料に掲載されている企業の証券を保有する可能性、取引する可能性があります。

ご投資にあたっての留意点

  • 取引や商品ごとに手数料等およびリスクが異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、等をご覧ください。
  • 掲載されている情報は、当社が各種のデータに基づき投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成したもので、投資勧誘を目的としたものではありません。
    また、掲載されている情報の正確性および完全性を保証するものでもありません。意見や予測は作成時点の見通しであり、予告なしに変更することがありますのでご注意ください。
    掲載されている情報に基づき投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、当社は、理由の如何を問わず、一切責任を負いません。株価の変動や、発行会社の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがありますので、投資に関する最終決定は、お客さまご自身の判断でなされるようお願いいたします。
    なお、東洋証券および同関連会社の役職員またはその家族はレポート等に掲載されている企業の証券を保有する可能性、取引する可能性があります。
    情報の著作権は当社または情報提供元に帰属しており、いかなる方法を用いても、事前の許可なく複製または転送等を行わないようにお願いいたします。
PDFファイル形式のニュースをご覧になる場合は、Adobe Readerをインストール頂く必要がございます。
Adobe Readerダウンロードページへ