テクノロジー関連中心に物色か
7/6-7/10の米国株式市場は決算発表シーズン本格化を控え方向感は出にくいものの、比較的確りの展開を想定する。米国の新型肺炎感染者数増加ペースの加速には注意を払う必要があるものの、財政出動の議論を後押しする可能性もあり、これを材料に大きく売り込むことは難しいと考える。6/30に発表したマイクロンの3Q決算(20年3-5月)はモバイルやストレージ向け等が回復し、5Gスマホやクラウド関連等の好調さを示唆するものとなった。決算発表シーズン本格化を控え小動きの可能性もあるが、テクノロジー関連中心に確りと見る。リフィニティブによればS&P500構成銘柄の20年2Qの決算は新型肺炎流行で今年の最悪期に当たると予想される。ただ、6月のISM製造業景況指数は52.6まで回復し、経済活動に回復が見られる。内訳では新規受注や生産等が改善し、入荷遅延が低下しサプライチェーンにも回復の兆しが窺える。企業業績も2Q がボトムになり3Q以降の回復に向かうことに期待したい。
(7/2記 投資調査部 藤本)