値固めの展開か。マイクロンの決算に注目
6/29-7/2の米国株式市場は景気先行き懸念や新型肺炎第2波への懸念はあるものの、7月中に追加刺激策が議会を通過する可能性があり値固めの展開か。
IMFは2020年の米実質GDP成長率を前年比-8.0%と予想し悲観的だが、5-6月の米経済指標は概ね景気回復を示唆しており、6月の雇用統計等への期待感が相場を支えそうだ。またマイクロン(MU)が3Qの決算発表を予定(6/29)。メモリー製品は用途が広く注目されそうだ。
対中関係等が懸念材料だが、トランプ大統領は株高を自身の功績と位置付けており、選挙前の株安は容認しないだろう。よって米中合意維持との両立可能な範疇での中国叩きとなりそうだ。一方新型肺炎第2波懸念だがコロナ禍でもBVPナスダックエマージングクラウドインデックス構成銘柄の決算の約9割が市場予想を上回る。より深刻な4月を決算期間に含む企業でも概ね予想を上回り、クラウド企業の健闘が窺える。テクノロジー企業への資金流入を促す可能性もありそうだ。
(6/25記 投資調査部 藤本)