【日本株投資戦略】本格的な決算発表シーズンに突入する
4/30~5/10の日本株式市場は、値固めの展開を想定。
4/27からGWがスタートし、来週の立合いは4/30~5/2の3営業日のみに。日米で決算発表が本格化し、5/3には米4月の雇用統計などが発表される予定。GW明けの5/7の寄り付きでは、その他様々な材料を一気に織り込む事態も想定され、突発的なイベントリスクに留意が必要か。
日経平均は4/19に中東情勢の緊迫化を背景に急落、ザラ場で一時1,346円安し37,000円の大台を割り込む場面があった。終値でも1,011円の下落で、3/22に付けた最高値(40,888.43円)からの下落率は9.34%に。もっとも、このスピード調整で過熱感は解消されたと思われる。目先は不透明な外部環境(中東情勢や米ハイテク株の動向等)を織り込む必要がありそうだが、基本的には好業績銘柄の選別物色の展開を想定。
年初来の価格帯別出来高を見ると、日経平均で39,000~40,000円どころの売買が多く、戻り待ちの売りが出そうだ。
決算発表のピークは5/10の635社(QUICK集計、全決算期、4/24時点)。昨年に比べて分散して発表される印象に。決算発表時に会社側が示す今期(25.3期)業績見通しは、不透明な外部環境や控えめな為替前提による円安効果の減少などから、保守的な見通しになると予想される。前向きな資本効率改善策の発表が株価押し上げ材料になりそうだ。
(4/24記 投資情報部 大塚)