【日本株投資戦略】地道にイベントをこなして行く必要がありそうだ
4/22~26の日本株式市場は、下値堅めの展開を想定。
来週は週末が近づくにつれて、日銀の金融政策決定会合(4/25~26、26には「経済・物価情勢の展望」が公表される)や米FRBのFOMC(4/30~5/1)、GWの大型連休などが意識されそうで、様子見気分が強まりそう。持ち高の調整売買が入る可能性にも留意したい。なお、4/28には衆院3補選(東京15区、島根1区、長崎3区)の投開票がある。自民党が唯一候補者を擁立した島根1区の結果に注目が集まろう。
本来であれば、本格的な決算発表シーズンを控え、先行する米企業の決算発表や本邦企業の業績予想等に基づいた個別銘柄の選別物色が売買の中心となる時期であろうが、現状、緊迫化する中東情勢等を背景に、先物主導で波乱気味の値動きとなっている。足もと、日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は不安心理の目安とされる20ptを上回る状況が続いており、しばらくは値幅を伴う株価指数の変動を想定する必要がありそうだ。
もっとも、中東情勢に関してイランはイスラエルに対して攻撃を行ったものの、その攻撃は抑制的だったとの報道も。イランは、目的は達成されたとし、これ以上作戦を継続する意思もないもよう。イスラエルによる再報復も抑制的なものになりそうで、過度に懸念する必要はないだろう。原油先物価格は高値圏にあるが、徐々に落ち着きを取り戻すと見る。
日経平均は4/17に終値で37,961.80円まで下落し、2/14以来の38,000円の大台割れに。決算発表シーズンを控え、積極的には動きづらいか。
(4/17記 投資情報部 大塚)