【日本株投資戦略】海外勢の大幅な買い越しが、相場上昇の原動力に
11/27~12/1の日本株式市場は、上値余地を探る展開か。
米国の追加利上げ観測が後退する中、外部環境の改善を日本株も好感しているようだ。日経平均は6月以降、概ね30,500~33,700円のレンジで推移してきたが、11/20にザラ場で一時33,853円まで上昇し、7/3に付けた年初来高値(33,753.33円)を上回る場面があった。日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)は投資家の不安心理が高まった目安とされる20ptを下回り、足もとは17pt台まで低下。投資家心理の改善が進んでいると思われる。
東証が11/16に発表した11月第2週(11/6~10)の投資部門別売買状況(現物+先物、QUICK集計)によれば、海外投資家は先物を中心に約1.1兆円買い越した。6月第1週以来、最大の買い越しに。海外勢の大幅な買い越しが、相場上昇の原動力になった格好か。
11月下旬から12月上旬にかけては、3月決算企業の中間配当金の支払い時期となる。その一部は株式市場に再投資されるものと見られ、株式市場を需給サイドから下支えするものになりそうだ。
2024年1月以降に新規上場する銘柄には証券コードに英文字が入ることに。現在のコードは「9809」のように数字4けたで設定されているが、2024年1月以降は「130A」のように英文字が入ったコードが設定されるとのこと。それ以前に既に設定されているコードが変更されることはなく、数字のみのコードのまま。びっくりされませんように。
(11/21記 投資情報部 大塚)