【日本株投資戦略】Japan Weeksで日本の金融資本市場の魅力を発信
10/2~6の日本株式市場は、確りの展開を想定。
米長期金利の上昇を受け、日経平均は9/27にザラ場で31,960円まで下落する場面があり、NT(日経平均/TOPIX)倍率は9/27に3年5カ月ぶりの水準(13.60倍)まで低下した。もっとも、米長期金利上昇の背景には米景気拡大の継続があると思われ、過度に懸念する必要はないだろう。よって今後は、NT倍率修正の動きから、日経平均の巻き返しを期待したい。中長期的な投資の観点からは好業績のグロース株の押し目買い戦略が有効になると考える。
10月は前半に小売業などを中心に2月決算企業の中間決算発表等、そして下旬以降は3月決算企業の中間決算の発表等があることから、徐々に個別銘柄の業績に投資家の関心が向かうことになりそうだ。
10/2に9月調査の日銀短観が発表される予定。前回(6月調査)の23年度想定為替レートは132.43円で、足もとの水準からは大幅に円高の水準に設定されている。輸出関連企業を中心に、中間決算では為替前提の見直し等により通期業績予想の上方修正が期待される場面か。
Japan Weeks(9/25~10/6)が現在開催中。海外の投資家や資産運用会社等を集中的に日本に招致し、国際金融センターの実現に向けた日本政府の関連施策や、日本の金融資本市場としての魅力を情報発信することが目的だ。貯蓄から投資への促進、資産運用立国等に関する各種イベント等が開催される。日本への注目が高まろう。
(9/27記 投資情報部 大塚)