【世界市場の見通し】FOMC通過後の反発に期待
(9/14記 投資情報部 藤本)
【日本株投資戦略】場合によっては波乱想定も、押し目は買いの好機と考える
9/20~9/30の日本株式市場は、戻りを試す展開を想定。
来週は米FRBのFOMC(9/20~21)や日銀の金融政策決定会合(9/21~22)の開催が予定されている。内容を見極めたいとする参加者が多そうで、様子見姿勢が強まる場面がありそうだ。9/13に発表された8月の米CPIが市場予想を上回ったことで、同日の米株式が急落した。FOMCを通過するまでは波乱する余地もありそうで留意したい。ただ、日経平均等のバリュエーションに割高感はないと思われること、新型コロナの水際対策が更に緩和されそうな気配であることなどから、押し目は買いの好機になると考える。
9/13からIPOが再開した。このところ東証マザーズ指数のパフォーマンスは日経平均を上回る好調さを見せており、IPO銘柄に加えて直近IPO銘柄に注目が集まりそうだ。堅調地合いが想定される。
一部報道によれば、政府は臨時国会を10月上旬に召集する方向で調整に入ったとのこと。また、10月中に総合経済対策を取りまとめるもよう。これを反映した2022年度の第2次補正予算案を編成、早期に成立させる流れとなりそうだ。
9/8に内閣府は8月の景気ウオッチャー調査を発表。2~3カ月後の景気を聞いた先行き判断DI(季節調整値)は49.4ptとなり、3カ月ぶりに上昇。前月比の上昇幅は6.6ptで、2021年9月以来11カ月ぶりの大きさに。経済再開への期待が背景にありそうだ。
(9/14記 投資情報部 大塚)