【世界市場の見通し】世界市場はまちまちの展開か
(7/20 記 投資情報部 藤本)
【日本株投資戦略】いよいよ本格的な決算発表シーズンに
7/25~7/29の日本株式市場は、個別物色の展開を想定。
本格的な決算発表シーズン入りすることで、実績や業績予想を手掛かりとした売買が中心になると思われる。指数は外部環境の好転を受け、確りと見る。
日経平均の27,000円は、今年に入って最も商いが多い価格帯。6月以降、何度か突破を試み打ち返されてきた、という経緯がある。心理的な節目でもあり、目先は戻り待ちの売りをこなす必要がありそうだ。東証プライム市場の日々の売買代金の増減にも留意したい。大台を維持するには、それなりにエネルギーが必要と考える。
日本においても3月決算企業を中心に、4~6月期の決算発表がスタートした。決算発表の前半のヤマ場は7/29(金)の389社(7/20時点、全決算期、QUICK集計)。そして、後半のヤマ場は「山の日」の祝日の前日である8/10(水)で546社(同)となっている。ちなみに、お盆休み入り前の8/12(金)は427社(同)と、発表社数としては2番目に多い水準。
足もと、国内では新型コロナの感染が再び増加傾向にあるが、現時点で新たな行動制限はない。政府は社会経済活動と感染拡大防止の両立を維持するため、世代ごとにメリハリの効いた対策を更に徹底する方針。経済への影響が軽微との認識が強まれば、株式市場にも買い安心感が広がるだろう。
(7/20記 投資情報部 大塚)