1/18-1/22の世界市場は、日米は決算発表で個別物色、中国は軟調な局面もあろうが株高基調は継続を想定。
米国株はもみ合いの展開か。金融機関が決算発表を予定。金融機関は昨年末の上昇局面で物色対象となっており、4Qの業績動向や今年の事業環境へのコメントに注目か。トランプ大統領への弾劾を巡る混乱が予想されるも、同氏は支持者に非暴力を呼掛けており影響は限定的か。
日本では日経平均が1/8に648円高し、一気に28,000円の大台を回復した。コロナ禍にあって上昇ピッチが速い印象だが、これが逆に投資家心理を過度に強気にさせないように作用しているもよう。上昇トレンドは継続しよう。
中国株は一時的に軟調な局面もあろうが株高基調は継続しよう。18日に発表予定の12月単月の経済指標は下振れする可能性があり、市場が嫌気することも考えられる。ただし、中国でも感染が拡大する中、政府は景気刺激策を維持するとみられ、株価の堅調な地合いは続くと考える。
1/18-1/22の日本株式市場は、本格的な決算発表シーズン入りを月末に控え、個別銘柄の選別物色の展開を予想する。業績修正や観測報道なども出て来るタイミングであることから、業績への関心が高まりそうだ。新型コロナや米株式を意識しながら、個別の動きが強くなると考える。日経平均は高値圏での値固めか。
1月下旬から2月半ばにかけて、3月決算企業の第3四半期累計(4-12月期)決算を中心に決算発表が本格化する。新型コロナの影響を受け、日本企業を取り巻く収益環境は依然として厳しいと思われるが、全体として見れば4-6月期を底に回復傾向にあると思われる業績のモメンタム(勢い)を確認したい。株価を判断するときには来期以降の業績を見据えた時間軸で評価すべきか。
決算発表の前半戦のピークは1/29(金)の386社(全市場、全決算期、1/14時点、QUICK集計分)で、後半戦のピークは2/12(金)の646社(同)。前年の同時期と比べるとやや遅めな印象に。