![日経平均ボラティリティー・インデックス(日足、pt)](/domestic/report/images/img_200522_forecast_01.png)
5/25-5/29の日本株式市場は、先行きに対する警戒感の後退を背景に確りの展開を想定する。
米中対立の再燃や経済活動の段階的再開で感染拡大の第2波が懸念されること、足もとの軟調な経済指標や企業業績見通しなど、依然として株式市場には多くの悪材料が存在している。もっとも、日経平均は5/21にザラ場で20,734円を付けるなど、堅調な推移となっている。このような株式市場の動きは、悪材料よりも好材料に反応した結果と言えそうで、投資家のリスク許容度の改善を示すものと思われる。一本調子の上げにはならないだろうが、相場上昇に対する備えも必要になろう。業績による銘柄選別がより重要に。
菅官房長官は5/18の会見で追加の経済対策を盛り込む2020年度第2次補正予算案を早急に編成すると述べており、これも株価を下支えするものとなろう。