5/7-5/15の日本株式市場は、値固めの展開を想定する。欧米の一部に外出規制の緩和や、経済活動再開を模索する動きが出始めたことで、投資家心理は改善しよう。
4/27に開催された日銀の金融政策決定会合の結果は、ほぼ事前に予想された内容と思われサプライズはないと言えよう。もっとも、積極的に金融緩和を一段と強化しようとする日銀の姿勢は金融不安や信用リスクを後退させるものとなりそうで、株式市場を下支えするポジティブ材料と考える。
今期(2021年3月期)の業績見通しに関しては、現時点において新型肺炎の影響を合理的に算定することは困難であるとして、業績見通しを未定とする企業も相当数出ると思われる。よって、これまで以上に決算説明会等での会社側の先行きに関するコメントへの注目度が増すことになろう。