今週の株式市場見通し11月第3週の株式市場は戻りの限界を試す展開を想定(11/15〜11/19)
日経平均は円安を好感、騰勢を強めた。高値近辺にある海外株式市場との比較で出遅れ感の強い日本株に見直し買いや踏み上げが入ったと思われる。
11月第3週の株式市場は戻りの限界を試す展開を想定する。潤沢な流動性が世界的な規模で株式市場、そして金・銅・原油といった商品市場に流入、相場を押し上げている。日米の追加量的金融緩和を市場はいったん織り込んだとの見方もできようが、量的金融緩和の目標はデフレの克服、すなわち「インフレを起こすこと」であり流動性相場は継続すると考えられよう。「Don't fight the Fed(FRBと闘ってはいけない)」ということか。日経平均は9,500〜10,300円前後の値動きを想定する。短期的に見れば指数は急騰しておりスピード調整が必要な水準と思われるが、押し目は積極的に拾うスタンスで臨みたい。
引き続き、決算発表を受けて個別の業績に基づいた展開となろう。3月決算企業の第2四半期累計(いわゆる中間、上期)決算発表がほぼ終了した。上期中(4−9月)に為替が大きく円高方向に振れたことによる上期業績への影響や、下期の業績を予想する上で為替前提を円高水準に見直すことで通期の業績が下方修正される懸念があったが、全体として見れば通期予想は上方修正される傾向にある。評価すべき内容と言えよう。
みずほ証券リサーチが11月10日までに第2四半期累計決算発表を行った東証1部上場3月本決算企業(前年同期と比較できる金融を除く1,031社、時価総額ベースで約97%)のデータを集計したところ、売上高は前年同期に比べ10.8%増、経常利益で同136.1%増、純利益で同228.1%増となった。また、通期(11年3月期)業績予想の集計に関しては、売上高が6.5%増(前期比)、経常利益は44.5%増(同)、純利益で78.8%増(同)となっている。第2四半期累計(実績)の通期会社予想に対する進捗率は、売上高で48.8%、経常利益で57.5%、純利益で57.5%となり、困難な状況ではあるが堅調な業績推移となっている。
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