今週の株式市場見通し11月第2週の株式市場は確りの展開を想定(11/8〜11/12)
11月相場入りした株式市場だが重要イベント待ちで動きづらく、主要企業の決算発表も相次いだこと等から、日経平均は小動きに終始した。
11月第2週の株式市場は確りの展開を想定する。米FOMC、米中間選挙はほぼ予想通りの結果となり無事通過、今後は業績を評価する場面か。テクニカル面からは売られ過ぎのシグナルも一部に出ておりリバウンドが期待されよう。日経平均は9,200〜9,700円前後の値動きを想定する。
決算発表を受けて個別の業績に基づいた展開が想定される。テーマとしては、世界経済のけん引役であるアジア、そして新興国に関連する銘柄に注目したい。日本とベトナムは10月31日、「戦略的パートナーシップ」を包括的に推進することで一致。今後、原発やレアアース等の開発プロジェクトにおいて、日本企業の商機拡大が見込まれる。
決算発表続く
決算発表が佳境入り。今後の為替動向が不透明であることで通期業績予想を下方修正する企業が増えるのではないかと懸念されたが、今のところ下方修正を発表した企業は全体の2割弱に留まっておりポジティブな印象。
ちなみに、みずほ証券リサーチが11月2日までに第2四半期累計決算(いわゆる中間決算)発表を行った東証1部上場3月本決算企業(前年同期と比較できる金融を除く539社、時価総額ベースで約69%)のデータを集計したところ、売上高は前年同期に比べ11.5%増、経常利益で同139.9%増、純利益で同201.5%増となった。また、会社側による通期(11年3月期)の業績予想に関しては、売上高が7.4%増(前期比)、経常利益は49.8%増(同)、純利益で74.5%増(同)となっている。第2四半期累計の通期会社予想に対する進捗率は、売上高で48.8%、経常利益で58.1%、純利益で58.7%で、困難な状況ではあるが堅調な業績推移となっている。
10年9月の全国消費者物価(生鮮食品を除く)、前年同月比で1.1%の下落
総務省が10月29日発表した10年9月の全国消費者物価指数(CPI、05年=100)は生鮮食品を除く総合ベース(コアCPI)で99.1となり、前月比で変わらず、前年同月比で1.1%の下落となった。
一方、先行指標である東京都区部の10月(中旬速報値)のコアCPIは前年同月比で0.5%下落したが、前月の1.0%下落から大きく下落率を縮小させた。前月比では0.4%上昇で、猛暑で生鮮野菜物が高騰したことや、10月のたばこ値上げが指数を押し上げる要因となった。10月の全国コアCPIはたばこ値上げ分により0.3ポイント程度押し上げられるのではないか。
(11/4記 情報部 大塚)
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