G7広島サミットが23年5月19日から21日の日程で、広島で開催される。サミットの会議場は広島市南区にあるグランドプリンスホテル広島。
今回のG7広島サミットは被爆地での開催ということもあり、平和と世界秩序を守るために結束していくことを確認することになると考える。エネルギー安全保障の重要性、持続可能なサプライチェーンの実現、加速するデジタル化への対応といった課題に対して、どのようにG7で連携していけるか等が議論されると見る。広島に世界の注目が集まろう。
G7サミット(主要国首脳会議)とは、仏、米、英、独、日、伊、加(議長国順)の7カ国並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して、毎年開催される国際会議。
G7サミットでは、自由、民主主義、人権などの基本的価値を共有するG7首脳が一つのテーブルを囲みながら、世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題について、率直な意見交換を行う。日本での開催は今回が7回目に。
広島県、広島市や経済・交通・医療などの分野の関係団体はG7広島サミットの成功に向け、「広島サミット県民会議」を立ち上げた。
地元からの開催支援に加え、平和への想いや広島の魅力を発信し、オール広島でG7広島サミットの成功を目指す。
広島は豊かな自然環境と食文化に恵まれ、2つの世界遺産(厳島神社と原爆ドーム)と活気にあふれた産業を有する魅力的な県と言えよう。今回のG7広島サミットをきっかけに、開催地である広島に関心が高まることになりそうだ。関連する企業も国内外の投資家の注目を集めることになろう。
(投資情報部 大塚)