1/25-1/29の米国株式市場は、高値圏ではあるものの比較的確りとした展開か。
*GAFAMの一角を占めるマイクロソフト(1/26予定)、アップル(1/27予定)、フェイスブック(1/27予定)等主力企業の決算発表を予定。年明け以降、GAFAMの株価は、21年の増益率の市場予想がGAFAM以外のS&P500採用企業よりも低いこともあり軟調な地合い。ただ、一部の決算発表を控え見直し買いが入りはじめた可能性もある。一方、JPモルガンチェースなど主要金融機関の決算は、投資銀行部門は比較的好調だったもののリテール事業に関しては物足りない印象。ただ、貸倒引当金を取崩しており事業見通しは改善しつつあるようだ。
政策面ではバイデン大統領は1.9兆ドル規模の経済対策を発表(1/14)。2月にはインフラ投資等も発表予定。民主党が上院でも事実上多数派となり、民主党の意見が反映し易い環境だが、トランプ氏弾劾裁判で審議に時間がかかる可能性もありそうだ。