追加経済対策への期待感高まる
12/7-12/11の米国株式市場は、高値圏にあるものの、追加経済対策への期待感が相場を下支えか。
ワープスピード作戦担当の米政府高官によれば、来年の6月までにワクチンを望む米国人全員にワクチンの提供が可能とのこと。FDAのワクチン諮問委員会の検討会(12/10)が予定されているが、これまでワクチン期待で株価が上がってきたため、ある程度織り込み済みの可能性もある。
一方、追加経済対策に関しては、9080億ドルの超党派案に対して、民主党指導部が前向きな見解を示している。共和党のマコネル上院院内総務は5000億ドルの案を提示しており、トランプ大統領もその案を支持しているようだ。ただ、7月に共和党は1兆ドルの追加経済対策案を提案したり、トランプ大統領も大規模経済対策を支持した過去があり、合意に向けて動き出す可能性がある。
12/8に大統領選挙の選挙人確定期日があり、最高裁の判決がでる可能性も。環境関連などバイデン関連銘柄には注意が必要か。
(12/3記 投資調査部 藤本)