大統領選挙後も不透明感が強い展開か
11/2-11/6の米国株式市場は、11/3に米大統領選挙が予定されているが、はっきりとした結果は出ないと予想され、神経質な展開か。
事前の世論調査では民主党優勢が伝わるが、トランプ支持者は地下に潜りやすい傾向があるとされ、不透明感が強い。また当日は共和党側の有権者が投票所に駆け付けると予想され一部の激戦州では共和党優位の開票状況になると考える。ただ、期日前投票の開票が進むにつれ、民主党の逆転が予想される。初期の開票状況は一時的なものである可能性が高いが、それでも相場が動く可能性はある。仮に当日民主党が優勢だった場合、その後の郵便投票で共和党が逆転する可能性は低いとみられ、裁判の有無にもよるが、そのまま選挙結果となる可能性がある。株式に最良のシナリオはトランプ氏勝利と見るが、仮に民主党勝利でも大型追加経済対策への期待感が相場を支える可能性がある。ただ、バイデン氏の公約はリベラル色が強く長期では株式市場の抑制要因になると懸念される。
(10/29記 投資調査部 藤本)