決算発表を手掛かりに個別物色の展開を想定
10/26-10/30の米国株式市場は、主力企業の決算発表が予定されており、個別物色の展開か。追加経済対策協議は共和党が慎重姿勢を示しているものの、選挙前の合意成立の場合は上振れ余地もありそうだ。
10/27にキャタピラー(CAT)、イーライリリー(LLY)、ファイザー(PFE)、マイクロソフト(MSFT)、10/29にアップル(AAPL)、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOGL)等主力企業の決算発表が予定されており個別物色の展開か。ファイザーは11月後半にもワクチンの緊急使用許可申請を目指しており、進捗に対するコメントが注目されそうだ。この他にはiPhone12の予約好調が伝わるアップルも注目されそうだ。
10/29に3QのGDPの結果が発表される見通し。GDPナウは35.3%増となっており、好調な内容が予想される。ただ、消費の裏付けとなる個人所得は政府からの給付が大きな割合を占めており、追加経済対策が通らない中、4Qも早いペースでの回復が続くかは不透明だ。混乱が予想される大統領選挙も11/3に控え、様子見姿勢が強まりそうだ。
(10/22記投資調査部 藤本)