決算動向に注目
4/20-4/24の米国株式市場は、決算発表に一喜一憂する展開か。「宅経済」関連のネットフリックス(NFLX、4/21)やアマゾン(AMZN、4/24)が決算発表を予定。ただ深刻な打撃を受けたとされる航空産業(デルタ航空、4/22など)の決算も予定され警戒感が広がる場面もありそうだ。
IMFは2020年の世界全体の経済成長率が年3.0%減と予想し、大恐慌以来の最悪の景気となるとの見通しを示した。米国も年5.9%減が見込まれており、厳しい経済環境が続きそうだ。実際、金融機関は貸倒引当金を大幅に積み上げており、経済状況や企業決算に懸念は残る。ただ、大恐慌は研究が進んでおり、当初からFRBが形振り構わぬ金融緩和に動いている以上、金融当局が同じ轍を踏むとは考えにくい。また、治療薬の分野でもギリアドサイエンシズ(GILD)がレムデシビルで重症患者の68%に改善があったと発表している。
(4/16記 マーケット支援部 藤本)